IT化が進み、デジタルを活用した作業分析の需要が高まっています。本記事でおすすめする作業分析ツールを使用すれば、従業員の動作や行動のデータ化が可能です。細かく分析したデータを活用すれば、行動の改善や効率化が叶うでしょう。作業分析のポイントを解説する前に、ツールを活用するメリットを3つご紹介します。
まず、集計したデータを使えば、人事評価ができます。今までの人事評価は、担当者の主観であったりあいまいな部分がありました。しかし、きちんとデータで提示できれば、従業員も納得ができる公平で正しい人事評価が可能です。
次にムダな作業が見えることで、業務改善が叶います。経営陣や上司は、スタッフが仕事にどれくらいの時間がかかっているか大まかにしか把握できていません。しかし、作業分析によりデータ化すれば、算出された数値で簡単に把握できます。また従業員の負荷状況も見えるため、適切な業務量への改善も可能です。
最後は他の部署との連携です。大きな会社だと、どの部署がどんな作業をしているか把握することが難しいでしょう。しかし、作業分析ツールを使えば、部署ごとはもちろん、一人ひとりの従業員の作業が見えます。例えば、繁忙期になると人手が足りなくなります。他部署の作業量がわかれば、誰にヘルプを出すかも一目瞭然。部署間の連携がスムーズになり、スタッフの流用も容易です。
ただし、作業分析のデータ化は多くのメリットがありますが、デメリットがあることも把握しておきましょう。まず、作業分析を行うための人材が必要です。おすすめなのは分析の知識のある従業員を雇用することですが、自社で行う場合は教育が必要になります。マニュアルを作らねばならず、そのために手間と時間もかかるでしょう。さらに、データを取るには、従業員の許可が必要です。監視をすることで、スタッフに大きなストレスを与えてしまう場合もあります。ツールを導入する場合は、従業員への説明は必須。納得したうえで使用しないとトラブルの原因になってしまいかねません。
「タイムプリズム」は、まず従業員をビデオ撮影します。クリック操作をするだけで、作業分析データが完成するため非常に手軽です。各種分類ごとの登録もとても簡単で、グラフ、チャートを自動作成します。グラフは色付きのため、わかりやすくデザイン性にも優れています。「タイムプリズム」を使用するなら、作業を並べた同時分析がおすすめです。
例えば、初心者とベテランの分析をすると、作業スピードには大きな差があります。動画のスロー再生やコマ送りができ、動作の違いから問題点の発見も容易。作成したデータにはさまざまな活用法があります。作業改善を進めるには、標準作業のマニュアルが必要です。表はエクセルで出力でき、作業手順書の作成も簡単です。ページ毎に時間の添付はもちろん、静止画像、映像も貼り付けられます。
従来の作業分析は、手動でエクセルに打ち込むなど、多くの手間がかかっていました。ツールをお探しの方は、撮影した映像を取り込むだけでデータが作れる「タイムプリズム」がおすすめです。ぜひ日本生工技研までご相談ください。